ORTHOMOLECULAR / BLOOD ANALYSIS

健康診断は「異常なし」。
それでも感じる不調について。

オーソモレキュラー栄養検査(血液栄養解析)

このページでは、血液を「病気か正常か」だけで終わらせず、栄養の材料、代謝、消化吸収、炎症、ホルモンのつながりとして読み解く検査についてご説明します。目的は、不安を増やすことではありません。いま何を整えるべきかを絞り、次の一手を明確にすることです。大阪・梅田(西梅田)で受けていただけます。

血液検査の採血管と栄養素・代謝のつながりを表したイメージ

こんな変化はありませんか?

朝起きても疲れが取れない

髪が細くなった、抜け毛が増えた

集中力が続かない

風邪をひきやすい、回復に時間がかかる

肌のハリやツヤが低下した

運動しても疲労が抜けにくい

イライラしやすい、気分が落ちやすい

食事やサプリメントを変えても実感が乏しい

これらの症状は栄養不足だけで起こるものではありません。睡眠障害、甲状腺疾患、心疾患、感染症、心理的負担などを含め、医師が通常診療の必要性も判断します。

01

検査は「異常なし」。それでも不調が続くのはなぜでしょうか。

臨床検査の基準範囲は、検査法や対象集団に基づいて設定され、多くの項目では健康な基準集団の中央約95%を含む範囲として扱われます。病気の可能性を拾うために欠かせない物差しですが、個人の「最も調子がよい状態」を保証する線ではありません。

同じ基準範囲内でも、下限近くにいる方、中央にいる方、上限近くにいる方がいます。さらに、食事、服薬、睡眠、炎症、肝臓や腎臓の状態によって、同じ数値の意味は変わります。

「正常」は、「絶好調」とは言っていない。

当院では、病気の診断を最優先にしたうえで、正常範囲の内側にある変化、関連項目同士のつながり、過去からの推移を読みます。当院でいう「イエローゾーン」は診断名ではなく、病気ではないものの、改善できる余地がないかを考えるための言葉です。

基準範囲の中にイエローゾーンがあることを示す図
一般的な基準範囲は重要です。そのうえで、範囲内の位置と関連項目を合わせて見ます。

病気を見落とさない

貧血、甲状腺疾患、糖尿病、心疾患などが疑われる場合は、標準的な診断と治療を優先します。

正常範囲の中を読む

一つの値だけでなく、複数項目と症状、食事、服薬、採血条件を重ねます。

過去との変化を見る

一回の結果より、数年分の推移が「どちらへ動いているか」を教える場合があります。

不安を増やさない

追加する必要がない、今の生活を続けてよい、という確認も重要な結果です。

基準範囲の考え方:CLSI EP28。基準範囲は検査室、測定法、集団などにより異なります。

02

体は毎日、食べた材料で作り直されている。

栄養がアンチエイジングの土台になる理由は、体が固定された完成品ではなく、修復と更新を続ける仕組みだからです。

胃腸、皮膚、赤血球、筋肉、骨の更新にかかる時間を示す図
組織ごとに更新の仕方と速度は異なります。赤血球の寿命は平均約120日です。
体を支えるタンパク質、脂質、糖質、ビタミン・ミネラル、水や食物繊維の5つの材料を示す図
体を支える5つの材料。

腸の粘膜、皮膚、血液、筋肉、骨。すべて同じ速度ではありませんが、古い成分を壊し、新しい材料を使って修復する営みは、生きている限り続きます。今日食べた魚や卵は、分解され、アミノ酸や脂肪酸となり、数日後・数か月後の体の一部へ組み込まれます。

材料が少し不足しても、体はすぐには止まりません。心臓や脳など生命維持に重要な機能を優先し、肌、髪、爪、活力のような「今すぐ命には関わらない領域」を後回しにする場合があります。

あなたは、甘えているのではない。
体が、理由を持って疲れているのかもしれません。

  • タンパク質は筋肉、皮膚、酵素、抗体の材料です。

  • 脂質は細胞膜やホルモンの材料です。

  • 糖質は重要なエネルギー源です。問題は存在ではなく、過剰と乱高下です。

  • ビタミン・ミネラルは代謝を進める補助因子です。

  • 水・食物繊維・フィトケミカルは体内環境や腸内環境を支えます。

03

栄養は、チームで働く。

一つの成分を大量に足すより、どこで流れが止まっているかを見つけることが大切です。

タンパク質、脂質、糖質、ビタミン・ミネラル、食物繊維・腸内環境が連携する図

鉄を働かせるには、鉄だけでは足りません。血を作るタンパク質、吸収を助けるビタミンC、運搬に関わる銅など、複数の要素が必要です。ビタミンDはマグネシウムなどと関係し、亜鉛と銅は補い方によって互いに影響します。

隣の方に合ったサプリメントが、自分にも必要とは限りません。足りないものも、すでに十分なものも、薬との相互作用も人によって異なります。

闇雲に足す前に、まず現在地を知る。

オーソモレキュラー栄養検査とは

「オーソモレキュラー」という言葉は、ライナス・ポーリングが1968年に用いた歴史的な用語です。当院では、病気をサプリメントで治すという意味では使いません。標準医療を土台に、血液検査の数値を栄養・代謝・消化吸収・炎症の文脈で読み、食事、症状、服薬を確認したうえで、必要な栄養素を過不足なく整えるための検査として位置づけています。

目的は、検査項目を増やすことでも、サプリメントの種類を増やすことでもありません。原因の候補を整理し、食事で整える部分、追加検査が必要な部分、栄養補助を検討する部分を分け、改善の優先順位をつけることです。

04

栄養は、老化の複数のホールマークに関わっている。

栄養は単なるカロリーではなく、細胞の発電、修復、清掃、炎症、成長を調節する材料と信号です。

栄養感知、ミトコンドリア、慢性炎症、細胞老化など老化のホールマークと栄養の関係を示す図

栄養感知の制御不全

インスリン、AMPK、mTORなどが、摂取量とエネルギー状態を感知します。

ミトコンドリア機能不全

栄養素はATP産生の材料や補助因子になります。

慢性炎症

内臓脂肪、高血糖、腸内環境、脂肪酸バランスなどが関係します。

細胞老化・修復

タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルは細胞の維持と修復を支えます。

栄養を整えれば老化が逆転すると断定できるわけではありません。ただし、栄養状態が老化を構成する複数の経路と接点を持つことは、現代の老化研究でも重要な視点です。※効果には個人差があります。

05

血液は、体からの「回覧板」。

食べた量だけではなく、吸収できたか、使えたか、貯められたか、炎症で見え方が変わっていないかを、複数の項目から考えます。

血球・鉄、タンパク質、糖代謝、脂質、ビタミン・ミネラル、炎症・甲状腺などの検査領域を示す図

血液は全身を巡り、酸素や栄養を運び、不要なものを回収し、臓器同士の情報をつなぎます。そのため、肝臓、造血、糖代謝、脂質代謝、炎症など、全身の出来事が断片的に映ります。

ただし、血液検査だけで栄養状態のすべてが分かるわけではありません。血中濃度が体内の貯蔵量を正確に表さない栄養素もあり、採血時間、食事、運動、薬、月経、炎症、肝腎機能の影響も受けます。

一つの数字は、容疑者であって、犯人ではない。

血球・鉄代謝

赤血球、ヘモグロビン、MCV、血清鉄、フェリチンなど。

タンパク質・肝機能

総タンパク、アルブミン、A/G比、AST、ALT、γ-GTPなど。

糖代謝

血糖、HbA1c、インスリン、HOMA-IR、グリコアルブミンなど。

脂質・細胞膜

LDL-C、HDL-C、中性脂肪などを、全体のリスクと合わせて評価します。

ビタミン・ミネラル

ビタミンD、亜鉛、銅、ホモシステインなど、必要に応じて確認します。

炎症・甲状腺ほか

CRP、TSH、FT3、FT4などを症状と組み合わせて解釈します。

06

数字を、深く読む。

血液栄養解析の考え方を3つの例で紹介します。自己診断のためではなく、なぜ一項目だけでは決められないのかを知るための例です。

鉄の財布と貯金、糖代謝のバランス、脂質の量と質を示す3つの例の図

鉄の「財布」と「貯金」

ヘモグロビンは、いま酸素を運ぶために使っている鉄です。フェリチンは、貯蔵鉄の手がかりです。ヘモグロビンが正常でも、貯蔵鉄が減っている場合があります。一方、フェリチンは炎症、肝疾患、肥満などでも上昇するため、CRPや血清鉄などと合わせて読みます。

平均値だけでは、波は見えない

HbA1cは過去の平均的な血糖状態を反映しますが、食後の上昇や一日の変動をすべて表すわけではありません。血糖、インスリン、グリコアルブミンなどを目的に応じて組み合わせます。

脂質は「量」と「文脈」

LDL-C、HDL-C、中性脂肪は、動脈硬化リスクを考える重要な項目です。同時に脂質は細胞膜やホルモンの材料でもあります。年齢、血圧、喫煙、糖尿病、家族歴などを含む全体のリスクで判断します。

WHOは、フェリチンが炎症、感染、肝疾患、肥満などで上昇し得るため、炎症の有無を考慮して解釈するよう示しています。

07

検査のあとに、何をするのか。

検査はゴールではありません。食事、生活習慣、必要な栄養補助を一緒に整え、再検査で変化を確認します。

1

現在地を測る

問診・食事・採血

2

面で読み解く

病気と栄養を切り分ける

3

食事を整える

毎日の材料を変える

4

必要分だけ補う

服薬と安全性を確認

5

再検査する

変化と過剰を確認

食事、必要な栄養補助、睡眠と生活習慣、再検査の4つの行動を示す図

食事が土台です。毎食のタンパク質、魚、豆、野菜、海藻、果物、未精製穀物など、体を作る材料を日常の中で整えます。

当院取扱サプリメントは、不足を補う道具として位置づけています。食事だけで補いにくい場合に、検査、症状、持病、服薬を確認したうえで必要なものだけを選びます。

睡眠と運動が修復を動かします。材料があっても、回復する時間と適切な刺激がなければ、体は十分に作り直せません。再検査では、体調と検査値の変化、過剰摂取、副作用がないかを見て、計画を調整します。目安は状態により異なりますが、3〜6か月後に確認する場合があります。

栄養は魔法ではありません。だからこそ、日々の積み重ねが土台になります。体の建て替えには時間がかかりますが、今日回した材料は、数か月後のあなたの一部になります。

08

MTH血液栄養解析レポートでわかること。

現在地、前回からの変化、注目項目、食事と生活の提案を、結果説明に使える形へ整理します。

MTH血液栄養解析レポートの検査結果一覧

結果一覧

現在の検査値と評価を一つの画面で確認します。

メーカー資料より

MTH血液栄養解析レポートの前回比較画面

前回比較

変化の方向をグラフやスコアで確認します。

メーカー資料より

MTH血液栄養解析レポートの詳細解説画面

詳細解説

注目項目の意味、関連する要因を分かりやすく整理します。

メーカー資料より

MTH血液栄養解析レポートの食事と生活提案画面

食事・生活の提案

現在の状態に合わせた改善の優先順位を検討します。

メーカー資料より

レポートは、医師の診察を補助する資料です。

解析上の「疑い」や「傾向」は確定診断ではありません。医師が一般的な基準値、病歴、症状、診察、他の検査結果と照合し、医学的に妥当な部分を採用します。必要に応じて標準的な追加検査や専門診療をご案内します。

「至適値」は万能な診断基準ではありません。

項目によって研究の確かさは異なり、年齢、性別、月経、妊娠、測定法、病気などで適切な解釈が変わります。当院では、基準範囲を否定せず、個別の文脈を加える補助的な物差しとして用います。

他のアンチエイジング検査

料金表

オーソモレキュラー栄養解析

結果説明、生活習慣・栄養のアドバイスを含む料金です。結果までの目安:約1〜2週間(結果到着後に院内で解析します)。

施術詳細税込み価格
オーソモレキュラー栄養解析(60項目以上の血液検査)¥55,000

BIOAGE LAB 検査プログラム

結果説明、生活習慣・栄養のアドバイス、必要に応じたサプリメントの選定までを含む料金です。※サプリメント等の購入費用は別途です。

施術詳細税込み価格
BIOAGE CORE ― 見直せるポイントを探す(3検査)
オーソモレキュラー栄養解析+酸化・抗酸化テスト+腸内細菌叢検査¥93,500
BIOAGE ― 基本プログラム(4検査)
BIOAGE CORE の3検査+生物学的年齢検査¥198,000
BIOAGE FULL ― 免疫機能まで含めて評価(5検査)
BIOAGE の4検査+NK細胞活性検査¥225,500
総合結果説明までの目安:BIOAGE CORE 約1〜1.5か月/BIOAGE・BIOAGE FULL 約1.5〜2か月。検体の状態や外部検査機関の稼働状況などにより前後する場合があります。

※すべて自費診療となります。表示価格は税込み価格です。

オーソモレキュラー栄養検査は自由診療であり、公的医療保険の適用対象外です。表示価格は税込みです。別途、初診料・再診料がかかります。標準的な検査回数は1回、経過を確認する場合は3〜6か月後の再検査を目安としています。※目安であり、状態により異なります。

未承認の検査について

承認状況
本検査で使用するMTH血液栄養解析は、医薬品医療機器等法上の承認を受けていない未承認の検査です。
入手経路
国内の解析事業者が提供する検査サービスを、医師の判断のもと利用しています。
国内承認の有無
国内で同程度の効能・効果で承認されている承認医薬品等はありません。
諸外国における情報
重大な副作用は報告されていません。

※採血そのものは通常の医療行為です。上記は解析サービスについての記載です。

リスク・副作用について

採血に伴う内出血、皮下出血、痛み

採血時の血管迷走神経反応(気分不良、めまい)

まれに採血部位の感染、神経損傷

血液検査だけで栄養状態のすべてが分かるわけではありません

検査結果は疾患の診断を確定するものではありません

サプリメントは医薬品と相互作用する場合があり、過剰摂取による健康被害も起こり得ます

検査結果は疾患の診断を確定するものではありません。症状がある場合は、標準的な診断と治療を優先します。サプリメントは医薬品と相互作用する場合があり、過剰摂取による健康被害も起こり得ます。※効果には個人差があります。

施術を受けられない方

採血が困難な状態の方
出血傾向のある方、抗凝固薬を服用中の方(医師にご相談ください)
急性期の感染症や強い炎症がある方(検査値が影響を受けるため時期の調整が必要な場合があります)
妊娠中・授乳中の方(項目により解釈が異なるため医師にご相談ください)

よくある質問(FAQ)

Q1.健康診断と何が違いますか?

A. 重なる検査項目はあります。健康診断が病気の発見を主な目的とするのに対し、栄養検査では、症状、食事、服薬、関連する複数項目、過去からの推移を合わせて、栄養・代謝の観点から医師が解釈します。

Q2.サプリメントを飲むための検査ですか?

A. いいえ。食事と生活習慣が土台です。必要性と安全性を確認した場合だけ栄養補助をご提案し、足す必要がないという判断も大切な結果です。

Q3.疲れの原因は、栄養だけですか?

A. 違います。睡眠障害、貧血、甲状腺疾患、心疾患、感染症、心理的負担などでも起こります。症状に応じて通常診療や追加検査を優先します。

Q4.過去の健康診断結果は使えますか?

A. 項目と採血条件が適切であれば役立ちます。数年分の結果があると、一回の数字だけでは分からない変化の方向を確認できます。

Q5.検査前に絶食は必要ですか?

A. 糖代謝や脂質などを正確に比較するため、朝の空腹時採血をご案内する場合があります。検査内容と服薬によって異なるため、予約時に個別にお伝えします。

Q6.保険は使えますか?

A. オーソモレキュラー栄養検査は自由診療であり、公的医療保険の適用対象外です。また、本検査で用いる血液栄養解析は医薬品医療機器等法上の承認を受けていない未承認の検査です。詳しくは当ページの「未承認の検査について」をご確認ください。

Q7.大阪・梅田で血液栄養解析を受けられるクリニックはありますか?

A. La Vie clinicは、大阪・西梅田の阪神西梅田駅直結「ハービスプラザ3F 西梅田クリニックモール内」でオーソモレキュラー栄養検査をご提供しています。JR大阪駅・阪急大阪梅田駅・Osaka Metro各線の梅田駅からも徒歩圏内です。

参考資料・医学的な位置づけ

  • ・Clinical and Laboratory Standards Institute. EP28: Defining, Establishing, and Verifying Reference Intervals in the Clinical Laboratory.
  • ・World Health Organization. WHO guideline on use of ferritin concentrations to assess iron status in individuals and populations. 2020.
  • ・厚生労働省. 日本人の食事摂取基準(2025年版).
  • ・Pauling L. Orthomolecular Psychiatry. Science. 1968;160:265-271.
  • ・López-Otín C, et al. Hallmarks of Aging: An Expanding Universe. Cell. 2023;186:243-278.
  • ・Thiagarajan P, Parker CJ, Prchal JT. How Do Red Blood Cells Die? Front Physiol. 2021;12:655393.

本ページは、特定の病気の診断・治療効果を保証するものではありません。症状がある場合は医師の診察を受けてください。サプリメントは医薬品と相互作用する場合があり、過剰摂取による健康被害も起こり得ます。

“オールA”の、その先へ。

見慣れた血液検査を、もう一度、違う問いで読み直します。現在地が見えれば、食事も栄養補助も、自分に必要な一手へ変わります。

土田 隆雄医師
医師監修

わたしが監修しました

理事長 土田 隆雄

再生医療の専門知識と経験を活かし、患者様に合った治療をご提案いたします。