La Vie clinic 西梅田
前頭と頭頂部にパターン的に軟毛化が生じ、軟毛率が20%以上となる状態を指します。青年期以降に生じ、早ければ20代後半から前頭〜頭頂部にかけて薄くなり始め、硬毛→軟毛→産毛と変化していきます。
病態
毛周期のうち成長期が短縮します。通常は約4年ほどある成長期が、数ヶ月から1年程度に短くなります。その結果、本来硬くコシのある毛幹を形成するはずが、軟毛や産毛しか形成できなくなり、繰り返すうちに毛組織がミニチュア化されて毛量が減っていきます。
主な原因
男性ホルモンと遺伝が主な原因です。血中のテストステロンが5α-還元酵素によって強力なジヒドロテストステロン(DHT)に変換され、毛乳頭細胞に作用して毛周期を短縮させます。生活習慣も関与していると考えられています。
クリスマスツリー状に脱毛が拡大する形が典型的です。まれに男性型のように前頭から頭頂に脱毛をきたすケースもあります。
病態
遺伝とホルモンが原因として考えられています。妊娠・出産・生活習慣も関わっています。男性型脱毛と同様にアンドロゲンの関与が示唆されるほか、近年では女性ホルモン(エストロゲン)の低下も関与していると推測されています。男性とは異なり、毛周期の中で休止期が延長すると言われています。
関連疾患
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などアンドロゲン過剰を伴う疾患では、FAGAが生じやすい場合があります。婦人科との連携が必要なケースもあるため、気になる症状がある場合はご相談ください。
人間の頭髪は約10〜12万本生えており、そのうち85〜90%が成長期にあります。成長期の期間は男性で3〜5年、女性で4〜6年です。日本人の平均的な毛の太さは0.07〜0.08mmとされています。
キューティクル(毛小皮)
毛の最外層。鱗状に重なり合い、摩擦から毛を保護する丈夫な構造です。
コルテックス(毛皮質)
ケラチン繊維が束になって存在し、毛の弾力性に関わります。CMC(細胞膜複合体)が水分を保持しています。
メデュラ(毛髄質)
毛の中心部。髪の毛1本1本は細胞分裂を終えた細胞であるため、損傷した場合は元の状態に戻ることができません。
※頭皮環境の乱れは必須条件ではありませんが、AGA進行時に良くない状態であるケースが多く見られます。
フィナステリド
日本皮膚科学会ガイドラインで推奨度Aの薬剤です。Ⅱ型の5α-還元酵素を阻害し、毛乳頭細胞内でテストステロンが強力なDHTに変換されるのを抑えます。
デュタステリド
同じく推奨度Aの薬剤です。Ⅰ型・Ⅱ型両方の5α-還元酵素を阻害します。
ミノキシジル(内服)
頭皮の血流を促し、発毛に必要な有効成分を届ける効果が期待されています。毛根を活性化して毛の成長をサポートします。内服後2週間〜1ヶ月ほどで一時的な初期脱毛が生じる場合があります。毛が生え始めても伸びるスピードは1日0.3〜0.4mmのため、増えてきたと実感するまでに3〜6ヶ月を要する場合があります。
スピロノラクトン(女性向け)
アルドステロン受容体拮抗作用を利用し、アンドロゲン受容体の活性もブロックします。ジヒドロテストステロン(DHT)とアンドロゲン受容体の拮抗を抑えることで、ヘアサイクルの正常化が期待されています。
当院では育毛に関する様々なサプリメントをご用意しております。カウンセリングにてお伝えしております。
ミノキシジル(外用)
毛包を活性化し、発毛環境の改善が期待されています。男性では5%、女性では1%の濃度が推奨されています。内服薬と同様に、効果を感じるまで継続が重要です。
アデノシン
毛乳頭細胞に働きかけ、発毛促進因子「FGF-7」の産生増加が期待されています。毛母細胞の分裂を活発にし、ケラチンの合成を促すことで、髪を太く長く成長させる効果が期待されています。短縮したヘアサイクルを正常な状態に近づけ、成長期の延長が期待されています。ホルモンに影響しないため、女性(FAGA)の方にも使用しやすい成分です。効果実感のために最低6ヶ月の継続が推奨されています。
その他の育毛成分
ボトックス(頭皮注射)
頭皮周囲の筋肉(前頭筋・側頭筋・後頭筋など)の緊張を緩和し、頭皮への張力を軽減します。血管への圧迫が軽減されることで血流の改善が期待されます。また、TGF-β1(毛髪の成長を阻害する物質)の発現抑制が期待されています。
ヘアフィラー注入
7種類の機能性ペプチドを配合した毛髪用注入治療です。毛包へ直接有効成分を届けることで、毛髪の成長をサポートし、抜け毛の抑制や髪のハリ・コシの改善が期待できます。La Vie clinicでは、髪だけでなく頭皮環境全体を整える治療の一つとして取り入れています。
エクソソーム・幹細胞培養上清液
成長因子やサイトカインなどの生理活性物質を頭皮へ直接届ける再生医療発想の治療です。頭皮環境を整え、毛包の働きをサポートすることで、発毛・育毛しやすい状態へ導きます。内服や外用、その他の注入治療との併用もおすすめです。
PN(ポリヌクレオチド)を主成分とした頭皮用スキンブースターです。頭皮の慢性的な炎症や乾燥に着目し、頭皮環境を整えることで健康な毛髪が育ちやすい状態を目指します。髪が細くなってきた方や、将来的な薄毛予防としてもおすすめの治療です。
赤色LEDを頭皮に照射すると、HGF・Leptin・VEGF-Aなど毛髪の成長を促す細胞増殖因子の上昇が期待されています。治療時間は約10〜20分程度で、継続すると効果が高まると考えられています。
ハイドラフェイシャル(頭皮)
サリチル酸・グリコール酸・乳酸を含むピーリング剤を使用しながら吸引し、毛穴の汚れを除去します。皮脂の酸化や不要な炎症を抑え、頭皮環境の改善が期待されます。
エレクトロポレーション
電気的に美容液を導入する機器です。発毛促進効果が期待される薬剤を導入することで、髪のハリ・コシをサポートします。
La Vie clinicでは、「生やす」だけではなく、「育ち続ける頭皮環境をつくること」を大切にした薄毛治療を行っています。
髪は身体の健康状態を映す鏡です。慢性的な炎症や栄養不足、睡眠不足、ストレスなどがあると、どれだけ発毛治療を行っても十分な効果が得られないことがあります。
そのため当院では、
頭皮への注入治療
内服・外用療法
栄養・インナーケア
生活習慣の見直し
を組み合わせながら、髪だけではなく身体全体のコンディションまで考えた治療をご提案しています。
熱(ヘアアイロン・ドライヤー)
毛はタンパク質でできているため高温に弱い性質があります。ヘアアイロンは120〜140度の範囲での使用を推奨します。ドライヤーは毛から20cm以上離し、同じ箇所に当て続けないように動かして使用すると、損傷を少なくできます。
摩擦(ブラッシング・シャンプー)
やり過ぎるとキューティクルの割れ・剥がれが起こり、切れ毛や断毛の原因になる場合があります。ブラシは動物の毛を使用したものが損傷しにくい傾向があります。パーマやカラーをしている髪はさらに切れ毛のリスクが高まります。
紫外線
強い紫外線はキューティクルだけでなく毛の内部にもダメージを与えます。毛が濡れている状態で紫外線にあたると変色やキューティクルの空洞化が生じやすくなります。
パーマ
薬剤によってケラチン繊維の構造を変化させるため、毛の強度低下や弾力性の低下が生じる場合があります。
ヘアカラー
アルカリ性にした過酸化水素によって毛の弾力性・撥水性の低下などのダメージが生じる場合があります。
縮毛矯正
パーマに似た工程のあとさらに熱を加えるため、ダメージが大きくなりやすい傾向があります。
頭皮マッサージ
頭皮周囲の筋肉を弛緩させることで、頭皮への慢性ストレスの軽減・血流改善・炎症抑制が期待されます。DHT生成環境の間接的な改善の可能性も示唆されています。
ドライヤー・ブラシの使い方
ドライヤーは毛から20cm以上離して使用し、同じ箇所に当たらないよう動かして使用します。ブラシはできるだけ動物の毛の柔らかいものを選ぶと毛への負担が少なくなります。
バランスの良い食事
過度なダイエットは髪への栄養・血流の観点から望ましくありません。タンパク質とビタミン・ミネラルのバランスを意識した食事が、髪の成長をサポートすると考えられています。特に女性は食事を控えることで髪を作りにくい環境になりやすいため、注意が必要です。
カウンセリングで詳しくご説明いたします。
※効果には個人差があります。医師による診察の上、状態に合わせて治療内容が異なる場合があります。
PRICE
当施術の料金は料金ページにてご確認いただけます。
カウンセリング後に正式なお見積もりをご案内いたします。

総括院長 平松 恵梨
美容・再生医療・アンチエイジングへの情熱と経験を活かして、患者様お一人お一人に合った治療をご提案させていただきます。