シワは「皮膚だけの問題」ではありません

多くの方が「シワ=皮膚が折れているだけ」と思われがちですが、これは大きな誤解です。

シワとは、皮膚・真皮・筋肉・靭帯・脂肪・骨・免疫・生活習慣
すべてが関与した「構造的老化現象」です。

その場しのぎの治療はしない

構造・細胞・免疫まで考える

「若く見せる」より「老けさせない」

ラヴィクリニックでは、"どの層が、なぜ、どう壊れているのか"を評価した上で治療を組み立てます。

しわはなぜ起こるのか

様々な要因が絡み合って、だんだんとシワが固定化されていきます。

1

加齢による変化

表情筋の質的劣化と過緊張

加齢により表情筋は薄くなり、伸び、硬くなります。これは劣化したゴムと同じ状態です。

さらに以下が加わると、筋肉は「動く筋」から「固まる筋」へ変化し、シワが"折り癖"として固定化されます。

  • 慢性的な表情癖
  • 視力低下による眉間収縮
  • ストレスによる無意識の緊張

真皮構造の崩壊(刻まれジワ)

真皮では以下が同時に起こります:

  • コラーゲン線維の減少
  • エラスチン断裂
  • ヒアルロン酸減少
  • 線維芽細胞の機能低下

結果として皮膚は薄く、戻れない構造になり、浅いシワが「刻まれジワ」へ移行します。

免疫老化と好中球エラスターゼ

加齢により免疫調節が乱れると、好中球エラスターゼが過剰に働きます。

この酵素は本来、炎症・外傷・感染に対処するものですが、老化皮膚ではシワ部分を「傷」と誤認し、以下を引き起こします:

  • 自分のコラーゲンを分解
  • 修復不能な線維化
  • シワの固定化・深化

つまり、何もしないと免疫的にシワが進行してしまうのです。

骨・脂肪の萎縮による皮膚の余り

以下の骨は加齢とともに小さくなります:

眼窩
上顎
前頭骨
頬骨

その結果、皮膚が余り、重力で折れ、深い溝になります。これがほうれい線・ゴルゴ線・マリオネットラインの正体です。

2

紫外線の影響(最大要因)

医学的にはシワの原因の大部分は紫外線由来です。

紫外線曝露によって肌の真皮層はダメージを受け、以下が起こります:

  • コラーゲン直接破壊
  • MMP(マトリックスメタプロテアーゼ:分解酵素)活性化
  • 真皮菲薄化

コラーゲンやエラスチンの繊維形成過程の架橋形成を阻害し、皮膚の弾力を失わせます。また基質のグリコサミノグリカンは水分を喪失し弾力が失われます。

紫外線はシワ+たるみの両方を加速させます。

3

表情の癖

筋肉が萎縮していく過程で同じ表情を繰り返すことで、特定の部位にシワを定着させてしまいます。

特に固定化されやすい部位:

目尻
眉間
口元
4

肌の乾燥

表皮はバリア機能により水分が維持されています。加齢や紫外線により老化が進むと:

  • セラミドが減少
  • ラメラ構造の乱れ
  • TEWL増加→乾燥
  • フィラグリン産生低下
  • 細胞の水分保持力低下

乾燥した肌はキメが乱れやすく、ちりめんジワになりやすくなります。

5

生活習慣

過剰なストレス、睡眠不足、喫煙など様々な要因により体内で活性酸素が蓄積します。

活性酸素の影響:

  • • セラミド産生低下
  • • コラーゲン分解促進

コルチゾールの影響:

  • • コラーゲン減少
  • • バリア機能低下

深いしわと浅いしわの違い

深いシワはたるみが原因のことも

シワとしてお悩みの方が多い法令線・ゴルゴライン・マリオネットラインは、皮膚や筋肉の状態だけではなく、骨の萎縮や脂肪の減少・萎縮・下垂などが絡み合って線として見える部分です。

シワというよりもたるみと捉えたほうが治療が行いやすいです。

浅いシワは表情筋の繰り返しと真皮層のヘタリ

浅いシワは原因が表皮〜真皮の、顔面の構造から見た際に比較的浅い部分が関係しています。

表情筋の癖と真皮の老化が相まってシワができ始め、長い時間をかけて皮膚に刻まれていくと深く跡となります。

シワがある顔に抱く印象

シワは以下のようなネガティブな印象を与えてしまうことがあります:

不機嫌に見える
怒っているように見える
気難しそうに見える
疲れているように見える
人相が悪く見える

だからこそ、刻まれる前の予防的アプローチが重要です。

シワの種類

動的シワ(Dynamic Wrinkle)

定義

筋肉の動きによってできるシワ

  • 表情時のみ出現
  • まだ皮膚には刻まれていないもの
  • 動きによってより深くシワとして見えるもの

原因・適応治療

原因

筋収縮

適応治療

ボトックスのような筋肉の動きを止めてくれる治療

おでこ
眉間
目尻

静的シワ(Static Wrinkle)

定義

真顔の状態でもシワとして認識できるもの

  • 無表情でも残る
  • 皮膚に刻まれている

原因・適応治療

原因

真皮構造破壊

適応治療

ボトックスのような治療では改善が難しく、真皮の状態の改善や骨・脂肪層のボリュームコントロールが必要

構造性シワ

定義

骨、脂肪、靭帯の変化によるもの

  • たるみを伴う

この分類を間違えると治療は失敗します。

しわは取りすぎないことが鍵

ラヴィクリニックの哲学

シワは「消すもの」ではなく
「刻ませない構造をつくるもの」

やりすぎない

足しすぎない

固めすぎない

医学的に、長期的に正しい選択を行います。

よくある誤解

❌ 誤解✅ 正解
シワ=ボトックスだけ真皮・骨・免疫まで考える必要がある
深いシワ=ヒアルロン酸たるみ治療が先
若返り目的老化を遅らせる設計が正解

ラヴィのしわ治療設計

1

表情筋に対する治療

ボトックス

  • 表情解析を最優先
  • 単位売り・微調整
  • 固めない・重くしない

「シワを止める」のではなく「刻ませない」ための設計

2

真皮再構築

ポテンツァ

  • RF+マイクロニードル
  • 線維芽細胞の働きをサポート
  • 刻まれジワ・目元に有効
3

肌育・再生注射

ジャルプロ・プルリアル

  • 皮膚を「厚く戻す」治療
4

構造補正(必要な場合のみ)

ヒアルロン酸注入

  • 骨・脂肪の減少部位のみ
  • シワを"埋めない"
  • 支える位置に設計
5

高周波による土台改善

Prime X(チューンリフティング)・XERF(ザーフ)

  • たるみ+シワの同時改善

スキンケアも「治療の一部」

エラスターゼ対策

POLA MEDICAL DIVE サインズセラム

  • 有効成分:ニールワン
  • コラーゲンを分解する好中球エラスターゼを阻害

塗るボトックスという選択

以下の方におすすめ:

ボトックスが打ちにくい方
高齢で眼瞼下垂リスクがある方

リビジョン リボックス

真皮をふっくらさせる成分

成分特徴
レチノール真皮のコラーゲン産生促進
バクチオールユビキノンやビタミンB群との併用で相乗効果
ナイアシンアミド肌のバリア機能強化
ビタミンC(VC3LG)セラミドを作るのが得意
ビタミンC(APPS・GOVC)コラーゲン生成が得意
セラミド・ヒアルロン酸保湿・水分保持

炎症を抑える成分

トラネキサム酸
グリチルリチン酸2K
アラントイン

インナーケアも補助の一つ

コラーゲン合成に必要な成分

ビタミンC + アミノ酸 + 鉄 → コラーゲンが合成される

また、低分子コラーゲンペプチドは小腸で吸収・分解される際にアミノ酸だけでなく、アミノ酸が2つ結合しているジペプチドという状態で血中を循環し、コラーゲン造成に働くことがわかっています。

血液からのアプローチ

皮膚は血液成分の影響も受けます。血中の「酸化LDL」が皮下の脂肪細胞に働きかけてRC(皮膚支持帯)に悪影響を及ぼすことがわかっています。

予防・改善のために摂取すると良いもの

オメガ3系脂質(DHA・EPA)
  • 青魚に含まれる多価不飽和脂肪酸
  • LDLコレステロール自体を下げる働き
  • 体内炎症を抑える役割
  • 腸皮膚相関の観点からも推奨
抗酸化成分
ビタミンA
ビタミンC
ビタミンE
アスタキサンチン

よくある質問(FAQ)

Q1.ボトックスで表情がなくなりませんか?

A. ラヴィクリニックでは止めすぎない・単位調整設計を徹底しています。自然な表情を保ちながら、シワの進行を抑えることが期待できます。

Q2.シワは何歳から治療すべき?

A. 刻まれる前の予防が大切です。気になり始めた時が始めどきですが、20代後半からの予防的ケアも効果が期待できます。

Q3.シワとたるみ、どちらから治療?

A. 状態によりますが、構造評価が最優先です。カウンセリングで適切な順序をご提案します。

Q4.シワ治療は一つだけで十分?

A. 多くの場合、複合治療のご提案が有効です。原因に合わせた組み合わせで、より効果的な改善を目指します。

まずはカウンセリングへ

あなたのシワの原因を正確に診断し、患者様に合った治療プランをご提案します。

PRICE

料金について

当施術の料金は料金ページにてご確認いただけます。カウンセリング後に正式なお見積もりをご案内いたします。

平松 恵梨医師
医師監修

わたしが監修しました

総括院長 平松 恵梨

美容・再生医療・アンチエイジングへの情熱と経験を活かして、患者様お一人お一人に合った治療をご提案させていただきます。