経結膜脱脂皮膚に傷跡なし縫合・抜糸不要

経結膜脱脂(クマ取り)

目の下のふくらみ、影、クマ。
取りすぎず・残さず、
自然に整える。

下まぶたの裏側からアプローチ。皮膚に傷跡を残さず、
眼窩脂肪を適量除去することで、目元の印象を若々しく整えます。

「クマ」には4種類ある

― 原因によって治療法はまったく異なります

「クマ」と一口に言っても、原因によって4つの種類に分類されます。経結膜脱脂が有効なのは主に「黒クマ」であり、他のクマに対して脱脂を行っても改善は見込めません。まず正確な診断が最初のステップです。

黒クマ
脱脂適応

原因

眼窩脂肪の突出によって形成された「影」

経結膜脱脂の効果

◎ 経結膜脱脂が有効

下を向くと膨らみが強調され、上を向くと影が薄くなるのが特徴です。

経結膜脱脂の主な適応

青クマ
スキンケア・レーザー等

原因

眼輪筋の透け・血行不良による静脈の透見

経結膜脱脂の効果

△ 脱脂の適応外

目を引っ張ると色が動く・温めると薄くなるのが特徴です。

茶クマ
美白治療・レーザー等

原因

摩擦・紫外線・色素沈着(メラニン)

経結膜脱脂の効果

△ 脱脂の適応外

目を引っ張っても色が動かない・ほぼ均一な茶色が特徴です。

赤クマ
薄い皮膚・表情筋が原因

原因

眼輪筋が透けて見える・血管の透見

経結膜脱脂の効果

△ 脱脂の適応外

表情を動かすと見え方が変わるのが特徴です。

ラヴィクリニックでは、カウンセリング時に光の当て方・下を向いた際の変化・上を向いた際の影の消え具合などを確認しながら、クマの種類と経結膜脱脂の適応を丁寧に判定します。

なぜ目の下が膨らみ、クマが生まれるのか

― 眼窩脂肪の突出という解剖学的な変化

眼球の周囲には眼窩脂肪(がんかしぼう)と呼ばれるクッション状の脂肪が存在し、眼球を外部衝撃から保護しています。若い頃は、ロックウッド靭帯(Lockwood's ligament)と呼ばれるハンモック状の支持靭帯が眼球を吊り下げ、眼窩脂肪も眼窩内(骨の縁の内側)に収まった状態を保っています。

しかし加齢とともに、このロックウッド靭帯が弛み始めます。靭帯が弛むと眼球が下垂し、その下にある眼窩脂肪が圧迫されて前方(顔の表面側)へ押し出されるようになります。これが目袋の膨らみの本質です。

この膨らみが「影」を作ることで黒クマとして見えるのです。医学的には眼窩脂肪ヘルニアとも表現できます。また、脂肪量が体質的に多い若い方でも、同様の膨らみが生じることがあります。

若い状態

ロックウッド靭帯が眼球を正しい位置で支え、眼窩脂肪が眼窩内に収まった状態。目の下は平らでクマがありません。

加齢後

靭帯が弛み眼球が下垂。眼窩脂肪が前方に突出して膨らみを形成し、その影が黒クマとなって現れます。

膨らみの形成要因

加齢によるロックウッド靭帯の弛み → 眼球の下垂

下まぶたの皮膚・眼輪筋・眼窩隔膜のテンション低下

体質的な眼窩脂肪量の多さ(若年者でも発症)

加齢による眼窩脂肪量の増加

経結膜脱脂とは

― 下まぶたの裏側から、皮膚に傷を残さずアプローチ

経結膜脱脂(けいけつまくだっし)は、下まぶたの内側(結膜側)から小切開し、突出した眼窩脂肪を取り除く手術です。

手術の概要

1

点眼麻酔と局所麻酔を行い、無痛状態にします

2

下まぶたを軽くめくり、結膜(まぶたの裏側の粘膜)を約2cm程度小切開します

3

眼窩隔膜を剥離し、突出した眼窩脂肪を露出させます

4

内側・中央・外側の3コンパートメントそれぞれから、バランスよく適量の脂肪を取り除きます

5

止血を確認します

6

粘膜の傷は自然に塞がるため、縫合・抜糸は不要です

経結膜アプローチの優位点

皮膚の表面を一切切開しないため、皮膚には傷跡が残りません。粘膜は皮膚と比較して治癒力が高く、1週間程度で自然に閉鎖します。ダウンタイム中もファンデーションで隠す必要がほぼありません。

経結膜脱脂の4つの特長

皮膚に傷跡が残らない

まぶたの裏側(結膜側)からのみアプローチするため、皮膚の表面には一切傷がつきません。手術を受けたことが外見上わからないのが最大のメリットです。

縫合・抜糸が不要

結膜の小切開は自然に閉鎖するため、術後の通院で抜糸する必要がありません。通院回数を最小限に抑えられます。

比較的短いダウンタイム

皮膚切開を伴う手術(表ハムラ法など)と比べ、腫れ・内出血が少なく、回復が早い傾向があります。

一度で長期的な改善

脂肪細胞の数を物理的に減らすため、適切に処理が行われれば再発のリスクが低く、長期的な効果が期待できます。ただし老化は継続するため完全に再発しないわけではありません。

眼窩脂肪は「3つの部屋」に分かれている

― バランスよく処理することが自然な仕上がりの鍵

目の下の眼窩脂肪は、内側・中央・外側の3つのコンパートメント(区画)に解剖学的に分かれています。この3つをバランスよく処理することが、経結膜脱脂の仕上がりを大きく左右します。

眼窩脂肪の3コンパートメント(目の下・正面より)

内側

鼻側

中央

中心部

外側

耳側

← 鼻側(内側)        耳側(外側) →

よくある失敗パターン

中央コンパートメントのみを取り除いて終わるケースがあります。この場合、中央だけが凹んで左右に不自然な段差・影が生じたり、時間とともに状態が悪化して見えることがあります。

ラヴィクリニックのアプローチ

術前に各コンパートメントの脂肪の状態を丁寧に診察・評価し、3つすべてのコンパートメントからバランスよく適量の脂肪を取り出すことで、術後の皮膚が平らで滑らかな状態となるよう努めます。

「適量を取る」判断力こそが技術の核心

眼窩脂肪は眼球を支えるクッションとしての役割も担っています。取りすぎると、目の下が不自然にくぼむ・奥目に見えるなどの問題が生じます。「なるべく多く取れば良い」ではなく、「適量を取る」判断力こそが経結膜脱脂の技術的核心です。

経結膜脱脂 vs ハムラ法

― あなたの目元の状態によって適切な方法は変わります

術式方法向いているケースダウンタイム
経結膜脱脂(単独)当院主力結膜側から眼窩脂肪を摘出膨らみが主体・たるみが少ない・若年〜中年比較的短い(1〜2週間)
裏ハムラ法眼窩脂肪をくぼみ部分へ移動・固定膨らみとくぼみが両方ある・自然なボリューム移動を希望やや長め
表ハムラ法皮膚側から切開・脂肪移動+余剰皮膚切除たるみが強い・皮膚の切除も必要なケース長め
脱脂+脂肪注入脱脂後にくぼみへ自家脂肪を注入脱脂後のくぼみが気になる方・ボリューム補填が必要なケース採取部位も考慮が必要

ラヴィクリニックの適応判断方針:「とりあえず脂肪を取る」ではなく、脱脂単独で改善が見込めるのか、くぼみへの対応も必要なのかをカウンセリングで詳細に判断します。脱脂後のくぼみが予測される場合には、脂肪注入または他の術式を提案することがあります。

経結膜脱脂が向いている方、注意が必要な方

向いている方

目の下に膨らみ(目袋)があり、下を向くと膨らみが強調される方

上を向くとクマ・影が薄くなる方(黒クマの典型)

20〜40代で皮膚のたるみが少ない方

体質的に眼窩脂肪が多く、若い頃から目袋が気になっていた方

ダウンタイムを短くしたい方

慎重に判断が必要な方

皮膚のたるみが顕著な方(脱脂後にたるみが悪化するケースがある)

目の下のくぼみ(涙袋の下のくぼみ)が目立つ方(脱脂単独では改善が難しい)

青クマ・茶クマ・赤クマが主な悩みの方(脱脂は効果が見込めない)

眼窩脂肪量が少ない方(取りすぎでくぼみが生じるリスク)

適応判断は、カウンセリング時の視診と詳細な問診によって行います。ご自身では判断が難しい場合も多いため、まずはご相談ください。

施術の流れ

カウンセリング時の流れ
01

洗顔・クレンジング

診察前に洗顔。

02

撮影・問診

スタッフが撮影と問診を行い、医師に申し送りを行います。 撮影は必須です。

03

医師による診察

お悩みの部位・ゴールイメージを確認。適応や治療方針を決定。

04

同意書・お会計

手術のご予約をお取りする場合は、同意書の確認とサインをいただき、その後一部お会計となります。 ※カウンセリング当日の手術はお断りしております。

05

術前採血(静脈麻酔を行う場合のみ)

医師の指示のもと、看護師が採血。 結果次第では手術ができないこともあります。

手術当日の流れ
01

洗顔・クレンジング

診察前に洗顔。

02

撮影・問診

スタッフが撮影と問診を行い、医師に申し送りを行います。 撮影は必須です。

03

医師による診察

お悩みの部位・ゴールイメージを再度確認。適応や治療方針を決定。

04

同意書・お会計

事前に同意書をお取りしていない場合は同意書の確認とサインをいただき、その後一部お会計となります。

05

お着換え

必要な場合のみ着替えていただきます。

06

点滴確保

静脈麻酔で手術を行う場合のみ、点滴をとります。

07

術前準備(静脈麻酔を行う場合)

血圧計などのモニターを体に装着したり、鼻に酸素のチューブを付けるなどの手術前準備を行います。

08

麻酔開始

医師が麻酔(静脈麻酔 or 笑気麻酔)を開始します。

09

手術開始

手術を行います。

10

手術終了・麻酔終了

終了後、呼吸、循環動態、意識レベルなどを確認したうえでリカバリールームへ移動します。

11

休憩

リカバリールームでしばらく休憩していただきます。適宜看護師が訪問します。

12

アフターケア&抜針

施術後の状態確認。必要なケアを実施。 医師の指示のもと、点滴を抜針。

13

手術後の注意事項説明

当日以降の注意事項をご説明。 場合により施術後の撮影を行います。

14

帰宅

医師が全身状態を確認したうえで、ご帰宅いただきます。

15

経過確認&撮影(1週間〜10日後)

撮影したのち医師が診察にて術後の状態を確認。 経過確認は1週間後、1か月後、3か月後に行います。

経過のタイムライン

施術当日
目の下に軽い腫れ・結膜出血(白目の充血)が出ることがある
2〜3日後
腫れ・内出血がピーク。目の下に内出血の色が出ることがある
1週間後
腫れ・内出血が大幅に改善。多くの方がメイクで過ごせる状態に
2週間後
ほぼ落ち着く。日常生活に支障なし
1〜3か月後
最終的な仕上がりへ。むくみが完全に引いて自然なラインに安定

ダウンタイム中の注意事項

激しい運動・飲酒・サウナは1週間程度控える

目を強く擦らない

下向きになる作業は最初の数日間避ける

コンタクトレンズは術後数日間使用不可

リスク・副作用について

― 起こりうることを正確にお伝えします

内出血・腫れ

一般的な反応

最も一般的。1〜2週間程度で自然に消退します。

結膜浮腫(白目の腫れ)

一般的な反応

術後に白目がゼリー状に腫れることがあります。通常数日で改善します。

取りすぎによるくぼみ

重要

眼窩脂肪を過剰に摘出すると目の下が凹みます。適量の見極めが最重要。くぼみが生じた場合はヒアルロン酸・脂肪注入で対応することがあります。

取り残し・不均一

重要

3コンパートメントのバランスが崩れると凹凸が残ることがあります。

小ジワの増加

注意

脂肪の支えがなくなることで皮膚のハリが減り、小ジワが目立つ場合があります。

感染

注意

極めて稀。術後の清潔な管理で防止できます。

下斜筋の損傷

手術操作時に下斜筋に影響が及ぶと複視(ものが二重に見える)が生じることがあります。技術力のある医師のもとでは発生リスクは低いとされます。

視力障害(極めて稀)

大きな血腫が形成され視神経を圧迫した場合に報告されています。止血を丁寧に行うことで予防します。

失敗の多くは3つの原因によって起こります

01

適切な適応判断の不足

クマの種類・脂肪量・たるみの程度を正確に診断することが最初の関門です。

02

適量の脱脂量の見極め

取りすぎると凹む・少なすぎると改善しない。バランスの見極めが技術の核心です。

03

丁寧な止血

術中・術後の血腫リスクを最小化するための最重要ステップです。

ラヴィクリニックではこれらを最重視しています。

料金表

下眼瞼の手術(クマ治療)

施術名料金(税込)
経結膜脱脂術(クマ取り)¥198,000
クマ取り+コンデンスリッチ+ナノファット¥437,800
クマ取り+BeautiFill目の下脂肪注入¥517,000
クマ取り+Beautifill+ナノファット¥657,800
スペシャルトータルアンチエイジングセット¥1,320,000

下眼瞼の切開手術(目の下のたるみ取り)

※目の下の皮膚が伸びている場合の重度のクマは、皮膚切除を併用することをお勧めしております。

施術名料金(税込)
下眼瞼除皺術(骨膜固定法)¥319,000
下眼瞼除皺術(骨膜固定法)+眼窩脂肪処理¥517,000

※すべて自費診療となります。表示価格は税込み価格です。

よくある質問(FAQ)

Q1.「クマ取り再生注射」との違いは何ですか?

A. 市場に「クマ取り再生注射」という名称の施術がありますが、これはPRPや成長因子・ヒアルロン酸などを目の下に注入して凹凸を均すアプローチです。経結膜脱脂のように原因の脂肪を取り除くわけではないため、異なるアプローチです。当院では患者ごとの状態に合わせた適切な治療を正直にご提案します。

Q2.脂肪を取ると将来くぼむ心配はありますか?

A. 適量を取った場合は問題になることは少ないですが、加齢による骨萎縮・脂肪萎縮が進むと将来的に目の下がくぼんで見えることがあります。このリスクを考慮して、初回から取りすぎない設計を心がけています。

Q3.再発はありますか?

A. 適切に処理が行われた場合、脂肪細胞の数は物理的に減るため再発リスクは低いとされています。ただし加齢・体重増加によって残った脂肪細胞が肥大し、再び膨らみが出てくる可能性はゼロではありません。

Q4.術後すぐにコンタクトレンズは使えますか?

A. 術後数日間は使用をお控えください。詳しい期間はカウンセリングにてご確認ください。

Q5.メイクはいつからできますか?

A. アイメイクを除く部分は当日から可能です。目元のメイクは術後1週間程度を目安にご案内します。詳細はカウンセリング時にご確認ください。

Q6.仕事はいつから復帰できますか?

A. デスクワーク等であれば数日後から可能な方が多いですが、人と会う機会が多い方は1週間程度の余裕をお持ちください。

Q7.一重の人も受けられますか?

A. 一重・二重に関わらず、目の下の眼窩脂肪の突出(黒クマ)があれば適応となります。まずはカウンセリングにてご確認ください。

Q8.痛みはどのくらいですか?

A. 点眼麻酔と局所麻酔を行うため、施術中の痛みはほとんどありません。局所麻酔注射時に少し痛みを感じることがありますが、麻酔が効いた後は快適に受けていただけます。術後は鈍い違和感が数日続く場合があります。

まずはカウンセリングでご相談ください

クマの種類・適応の有無・術式の選択など、
一人ひとりの目元の状態を診て正直にお伝えします。

長野 美樹医師
医師監修

わたしが監修しました

院長 長野 美樹

美容外科医として特に小顔治療・脂肪吸引において1,000人以上の経験を積み、患者様お一人お一人に安全で確かな治療をご提供いたします。

本ページの内容は医療情報の提供を目的としており、診断や治療の代替となるものではありません。
個々の症状や適応については、必ず医師の診察を受けてください。
効果や副作用は個人差があります。詳しくは医師にご相談ください。