- HOME>
- ニキビ・ニキビ跡
ニキビ・ニキビ跡Acne
ニキビは皮膚の毛穴が皮脂や角質で詰まることによって発生する炎症性の皮膚疾患です。ニキビが治癒した後に残る色素沈着やくぼみをニキビ痕と呼びます。これらは特に顔に現れやすく、見た目に大きな影響を与えることがあります。
こんな方におすすめ
- 顔や体にできる赤みのあるニキビが気になる
- ニキビが治っても色素沈着やくぼみが残る
- メイクで隠してもニキビ痕が目立つ
- 大人になってからもニキビができやすい
- ニキビ痕が肌の凸凹を引き起こしている
- ストレスや生活習慣の変化でニキビが増えた
- ニキビの炎症が長引いている
など
ニキビ・ニキビ痕の原因
ホルモンバランスの変化
思春期やストレス、月経周期などによるホルモンバランスの変化は皮脂の過剰分泌を引き起こし、ニキビを誘発します。
不適切なスキンケア
過度な洗顔や不適切な化粧品の使用は肌のバリア機能を低下させ、ニキビの原因となります。
食生活の影響
高脂肪・高糖分の食事は皮脂の過剰分泌を促し、ニキビを悪化させる可能性があります。
遺伝的要因
ご家族にニキビが多い場合、遺伝的な要素が影響していることが考えられます。
ニキビ・ニキビ痕の種類
ニキビの種類
白ニキビ
白ニキビはニキビの初期段階で、炎症がまだ起こっていない状態です。皮膚の自然なターンオーバーが不十分で、角質層が肥厚することにより毛穴が塞がれ、皮脂が内部に蓄積します。この状態をコメドと言い、毛穴の詰まりが特徴です。
黒ニキビ
白ニキビが放置されると、毛穴の表面にあるコメドが空気に触れることで酸化し、色が黒く変化します。これが黒ニキビです。この段階でも炎症は起きていないため、外見上の違いが主な特徴となります。
赤ニキビ
ニキビ菌の増殖により炎症が生じ、赤ニキビに進行します。この状態のニキビは触ると痛みを伴うことがあり、明らかに赤く腫れているのが特徴です。炎症が生じることで、肌の表面が敏感になります。
黄ニキビ
赤ニキビがさらに進行し、膿を含む状態になると黄ニキビとなります。ニキビの中心部には白色または黄色の膿が見え、全体的に赤みを帯びています。この段階のニキビは皮膚が薄く、潰れやすい状態になっています。
ニキビ痕の種類
ニキビ痕の赤み
ニキビが落ち着いた後の6ヶ月以内に見られる赤みは、炎症がまだ完全には収まっていない状態の表れです。6ヵ月から1年以上経過しても残る赤みは、ニキビによるダメージで肌の表面が薄くなり、皮膚の赤みが目立つようになっている状態を示します。
ニキビ痕の色素沈着(茶色)
ニキビ痕の色素沈着は、メラニンの過剰な生成によって引き起こされます。炎症を伴うニキビ痕が長期間放置されると、茶色の色素沈着へと変化し、シミのような外観を呈するようになります。メラニンによる色素沈着が主な原因です。
ニキビ痕の凹み
化膿性のニキビが悪化すると、傷が真皮層に到達し、真皮の破壊を引き起こすことがあります。修復が不完全な部位と完全な部位の差が生じ、肌表面に凸凹やクレーターとして現れます。ニキビを爪や不衛生な道具で潰したり強く押し出したりする行為も、クレーター形成の原因となります。
しこり
ニキビによる化膿が皮膚の深部に及び、線維芽細胞が壊れた真皮を修復しようと過剰に細胞を生成することで、しこりが形成されることがあります。炎症が治まった後に生じるこのしこりは、一般的に痛みを伴うことはありません。