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脂肪組織由来培養幹細胞による治療

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自己脂肪組織由来間葉系幹細胞を用いた再生医療

自己脂肪組織由来間葉系幹細胞を用いた再生医療で期待される効果は、脳梗塞、パーキンソン病、アルツハイマー型認知症、末梢神経障害、慢性疼痛、膝関節症、関節炎、アトピー性皮膚炎、AGA(男性型脱毛症)、その他の脱毛症、狭心症、動脈硬化、末梢動脈疾患、糖尿病、慢性腎臓病、肝硬変、肝障害、肺気腫、慢性閉塞性肺疾患、関節リウマチ、全身性エリテマトーデスなど、女性更年期障害、男性更年期障害、前立腺肥大症、ED勃起障害、尿失禁、若返り、新型コロナウイルス感染症後後遺症、などなど、多岐に渡りますが、La Vie clinicでは慢性疼痛に対する点滴治療の提供計画番号を取得しています。
(第二種再生医療等提供計画番号:PB5230100、 ヒト自己脂肪組織由来間葉系幹細胞を用いた慢性疼痛緩和治療)

自己脂肪幹細胞療法による慢性疼痛治療

年齢を重ねるごとに痛みを自覚することが多くなります。痛みによる活動の制限は精神的、肉体的に老化を加速させます。標準的な治療(保険診療)で治らない「慢性の痛み」を抱える方々、副作用などの問題により標準的な治療ができない方々に対して痛みの軽減が期待される再生医療は福音ではないでしょうか。

この治療法は、脂肪組織由来の間葉系幹細胞が持つ「体の中で損傷した部分を補修する力」「炎症を鎮める能力」「血管新生能力」「免疫応答の調節」に着目した慢性疼痛に対する治療法です。
幹細胞を用いた再生医療は、厚生労働省認定の特定認定再生医療等委員会でその適合性が厳しく審査され、適切と認められた後に厚生労働省に治療計画を提出し、提供計画番号を取得した場合のみ治療が可能となります。

また、La Vie clinicでは疼痛治療(ペインクリニック)の経験を持つ医師が慢性疼痛の治療にあたります。

慢性疼痛とは

慢性疼痛とは

痛みの原因となる傷病が完治した後も3ヶ月以上痛みの症状が続く場合や、がん・糖尿病・関節炎・線維筋痛症などの慢性疾患、完治しないケガが原因の痛みが継続する場合、感覚神経が障害されることで神経が過敏になって慢性的に生じる痛み(神経障害性疼痛)、これらの痛みを慢性疼痛と言います。
また、急性の痛みが起きたときに、適切な治療を行わずに放置した場合、痛みが別の痛みを誘発することがあります。その痛みが慢性化してしまうという場合もあるほか、痛みが長く続くことで血行不良となり、血管の収縮と血行不良によって痛みを出す物質が発生することで慢性的な疼痛となります。
これらは通常の痛み止め薬では効果が得られず、難治性の痛みとなりやすいとされています。
また、痛みによって、睡眠障害や食欲減少・味覚減退・体重減少などの自律神経徴候が引き起こることがあります。精神的にも負荷がかかり、抑うつや不安感などを生じ、不活発・引きこもりに陥るなど、心理的及び社会的障害が深刻になってしまうことがあります。
慢性疼痛は、持続性のある鈍い痛みが特徴ですが、しばしば激しい痛みが短く再燃することがあります。

自己脂肪幹細胞療法で期待できる効果

炎症を抑える
慢性疼痛とは

慢性疼痛の多くは炎症が痛みを誘発し、痛みで炎症が起こり、その炎症が再び痛みを起こす悪性のサイクルに入っていることが原因です。また、脳梗塞では脳組織が壊死し周囲に炎症が波及し症状が強く出たり、麻痺した手足の筋肉や関節神経が炎症を起こし痛みが出ることも解っています。
培養幹細胞の特筆すべき能力の一つが炎症を抑える力です。この強力な抗炎症作用が痛みが改善すると考えられています。
また近年、身体の中に長く炎症が残る「慢性炎症」が非常に多くの病気の原因となることが分かってきました。この慢性炎症によりガン、認知症、動脈硬化による心筋梗塞、脳梗塞、うつ病などの疾患リスクが高くなる可能性があります。また、慢性炎症は細胞の老化を早めることも分かってきました。この炎症を抑えることがアンチエイジング、健康増進、そして疾病予防にとって重要なカギとなります。

老化現象の予防、改善

内臓は老化によって徐々にその機能が損なわれていきます。
幹細胞はその老化を防ぐ効果があります。幹細胞の投与は老化に関与する炎症性サイトカインの調節を行い、組織の正常な構造と機能を維持し、慢性疼痛を改善することが期待されます。

血管を新たに作る(血管新生)

ヒトは老化によって徐々に動脈硬化が進み末梢の血流が悪くなっていきます。末梢の循環が悪くなると冷えや肩こりなど痛みの原因になるだけでなく、傷が治りにくくなる、感染にかかりやすくなるなどの弊害が出てきます。幹細胞は血管内皮細胞の増殖と分化を促進するため血管新生を促進します。
これにより血液循環の改善や酸素および栄養素の供給の向上が期待され、痛みが長く続くことによる血行不良、血行不良によって痛みを出す物質が発生すること防ぐことで慢性的な疼痛の改善が期待されます。

免疫を調節

幹細胞は免疫応答に重要な役割を果たし炎症反応を調節します。点滴による投与により幹細胞が炎症を制御し免疫応答を調節することで、慢性炎症や自己免疫性疾患による痛みの改善が期待されます。

体内で長く作用する

幹細胞移植は上の効果を長い期間得られることが期待されます。幹細胞治療は生きた細胞を投与しますので、幹細胞はしばらくの間は体内を巡り、修復の必要な部位へと集まり、集積した幹細胞が老化した細胞や傷ついた細胞と置き換わりったり、体の中で細胞が長期間わたりサイトカインやエクソソームなどの機能性成分を放出し、周囲の細胞に働きかけ「炎症を鎮め、組織を修復し、衰えた細胞を活性化、異常な免疫反応を抑制」するため長期間効果が持続するのが特徴です。

この治療では、患者様の腹部(腹部からが不可能な場合には臀部を検討)から皮下脂肪組織を10g ~ 20g 採取し、国内の細胞培養加工施設(CPC)で脂肪組織から分離した患者様ご自身の幹細胞を「培養」という技術で増やします。
一定の細胞数まで増やした後、幹細胞を静脈内投与(点滴)でお体に戻します。

費用と時間がかかる事や効果に個人差があるのですが、ご自分の細胞であるため拒絶反応やその他副作用は低く、標準的な治療(保険診療)で治らない「慢性の痛み」を抱える方々、副作用などの問題により標準的な治療ができない方々に対しては福音ではないでしょうか。
尚、この細胞は生きた細胞であり他人には使用できません。

治療の流れ

腹部の脂肪を採取

お腹の皮下脂肪から、少量の脂肪組織を採取します。臍部のごく小さな切開から脂肪吸引により採取するので、傷あとはほとんど目立ちません。

幹細胞を培養

幹細胞を培養

治療効果は、幹細胞の質と投与量に大きく左右されるため、優れた培養技術は治療成功において極めて重要な要素です。
厚生労働省から認可を受けた、実績のある国内の細胞培養加工施設(CPC)と提携し、厳密な管理のもと、高度な培養技術を用いて脂肪組織由来幹細胞を分離、培養します。
初回治療に必要な細胞数を確保するための培養期間は、およそ4週間です。元となったご自身の幹細胞は凍結保存され、2回目以降の幹細胞投与は2週間の培養期間でおこなうことができます。

長期間にわたりご自身の幹細胞を保存することが可能

当院では、患者様の健康な幹細胞を採取し、将来の治療に備えて長期にわたり高品質な状態で保存することが可能です。
これらの幹細胞は、提携細胞培養加工施設において液体窒素の極低温環境下で保管され、その活性と品質を維持します。この冷凍保存技術により、患者様が治療を必要とする時には、即座に高品質な幹細胞治療を提供できます。(一年間無料、以後別途費用が必要)
幹細胞を投与
治療目的に応じて、点滴や局所注射により脂肪組織由来幹細胞を投与します。再生医療提供計画を遵守したプロトコルで安全管理のうえ施術をおこないます。

術後診療

1、3、6ヶ月後に定期診療を行い、改善状況を確認します。

治療期間・回数

1回から治療可能です。治療回数や間隔は、症状や治療目的に応じて診察時にご相談いたします。 細胞の状態などにより個人差がありますが、一度の脂肪採取により最大で11回ほどの幹細胞点滴投与をおこなえます。

考えうるリスク・副作用

脂肪組織採取に伴うもの

内出血、腫脹、術後感染、術後瘢痕など

 幹細胞投与に伴うもの

注射部位の痛み、アレルギー反応、肺塞栓など
心因性疼痛の方、悪性新生物を有している方、未治療の活動性の感染症を持つ方、妊娠中・ 授乳中の方、その他医師が不適切と判断した方は、本治療をおこなうことはできません。