切らない眼瞼下垂Ptosis

切らない眼瞼下垂は、緩んだ眼瞼挙筋や挙筋腱膜を糸で瞼板に引き寄せて固定する方法です。通常の埋没法と異なり、まぶたの開きにくさも改善することが可能です。腫れや内出血が少なく、ダウンタイムも短いのが特徴です。

眼瞼下垂

眼瞼下垂は、瞼を持ち上げる筋肉（眼瞼挙筋）の機能低下によりまぶたが垂れ下がる状態です。これにより、目つきが悪く見えたり、常に眠そうに見えたりすることがあります。先天性および後天性（外傷性、老化によるもの、神経筋疾患によるもの）があります。

手術の特徴

傷跡の目立たない

目に見える部分に傷が残らないため、目立ちにくいです。

視野の拡大

重たいまぶたをスッキリさせ、視野を広げます。

肩こり・頭痛の改善

眼瞼下垂に関連する肩こりや頭痛の軽減に繋がる場合があります。

こんな方におすすめ

など

切らない眼瞼下垂はこのような方におすすめです。

切らない眼瞼下垂の
メリット・デメリット

メリット

腫れにくい・ダウンタイムが短い

切らずに極細の糸で緩んだ筋肉を引き締めるため、腫れが少なくダウンタイムが短いです。

表面に傷跡が残らない

結膜側からアプローチするため、表面に傷跡が残らず、メイクで隠すことが可能です。

仕上りの調整が可能

仮留めの段階で仕上がりを確認し、イメージに近づくよう調整することが可能です。

デメリット

効果が限定的な場合も

瞼板と筋肉に糸を掛けるこの方法は、効果が限定的となる場合もあります。

適応とならないケースも

皮膚のたるみが強いケースや、特定の眼瞼下垂の場合、適応とならないこともあります。

自費診療となる

切らない眼瞼下垂は自費診療となります。

切らない眼瞼下垂の流れ

1.カウンセリング

患者様のご希望を詳細におうかがいして、大まかなデザインと施術方法をご説明します。

2.シミュレーション

仕上がりをイメージしながら糸の埋没ポイントを決定し、患者様の希望に沿った仕上がりを目指します。

3.局所麻酔

麻酔を用いて痛みを最小限に抑えます。

4.施術

まぶたの裏側から緩んだ筋肉をタッキングし、糸で固定します。患者様に仕上がりを確認してもらい、最終調整を行います。

5.アフターケア

施術後は目元を冷やし、腫れや内出血を抑えます。医師が術後の注意事項を説明し、治療は終了となります。